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2018/1/17

「Q-STATCOM」の第65回電気科学技術奨励賞の受賞と実用化の促進

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 11月27日に学士会館(東京都千代田区)にて、公益財団法人電気科学技術奨励会が主催する第65回 電気科学技術奨励賞(旧オーム賞)の贈呈式が行われ、弊社の「国内最小で高機能な配電用自励式静止形無効電力補償装置の開発と実用化」が「奨励賞」を受賞しました。 同賞は、電気科学技術に関する発明、研究・実用化、教育等で優れた業績を上げ、日本の諸産業の発展および国民生活の向上に寄与し、引き続き顕著な成果の期待できる人に対して贈呈されるものです。

 弊社は再生可能エネルギー導入促進及びトンネル工事や工場などのフリッカ対策として、 Q-STATCOM ※を開発しました。本装置は国内最小で多機能制御(電圧変動補償、力率一定、フリッカ抑制、3台並列、遠隔制御等)の機能を有し、保守性に優れるなどを特長としています。

 また、次の実証試験により装置性能や適用効果を確認しています。
   ① 社内試験にて、高速応答性や多機能制御を確認。
   ② 昨年度に、九州電力殿と共同で九州電力殿の川内スマートグリッド(SG)実証設備にて、高速
    応答性や電圧変動補償等を検証。
   ③ 今年度4月から九州電力殿の実配電系統にて電圧変動補償の効果を確認し、継続実証中。

 今後、電力の多様化、FIT(再エネ固定価格買取制度)の普及拡大及びEV(電気自動車)普及などにより電力品質対策が一層重要になると考えられます。引き続き、Q-STATCOMの電力系統等への更なる最適な適用方法について検討を進め、お客さまの電圧調整ニーズに的確にお応えしていきます。

 弊社は今後もこれらの技術に一層の磨きをかけ、「未来に挑戦」します。

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